読了:簡体字版全1巻、繁体字版全1巻
過去は過去。あの頃に留まることはもちろん、やり直すこともできない。情状酌量の余地あれど手段は間違ってる。自分で壊しておいて簡単に元通りになると思うなんて虫のいい話だし、その贖罪と相手が受容できるかは全くの別問題。10年の空白は長すぎて、けれど実際に目の当たりにするとやはり物寂しい。想像の余地を残す本編。素直に番外が嬉しい。
Web『花瓶』番外にこの作品の冒頭がそのまま入ってたんだけど、弱点をシンプルに告げる方が意味深だなあと感じた。簡体字版のセリフは逆に、なんて自信過剰な男なんだと笑ってしまった。間違ってはないが。顧言のファン(笑)にもほっこりする。
2023年5月20日
繁体字版『舊夢』も読了。うん、林易は決してクズではないのよね。
番外は4つ。1~2は簡体字版1と共通、3は後日談、4は顧言の話。わーい。でも簡体字版番外の一連のほろ苦くて、ようやく自分の心と折り合いをつけられそうなところで終わる感じがとても良かったので両方好き。あと反社会的な部分も簡体字版は表現の変更あった。
2023年6月24日