繁体上下巻
上)偽妊娠、虜囚、愛憎。少し淡白な憎しみに感じるが、待ちの姿勢に見えた宋時璟の感情の爆発や奇妙な同居における互いの緩やかな変化、その一方で子供の事を口にする毎に刻一刻取り返しがつかない事態に近づいている不安が心地いい。厲明野は軽率な判断の報いを受けるべし。男妊娠のない世界での夫婦生活は良い意味で不思議な感覚だった。
2022年11月25日
下)贖罪の厲明野。すぐ許されるのかハハと一瞬思ったがそうは問屋が卸さないぞ。傷付けあった先にわだかまりが解けるシーンが胸に響く。徐々に元太子の気位の高さが見えてきてなんだか良い。苦楽を味わった鳥籠はノスタルジックな読後感。
番外四人遊は4Pじゃないよ健全だよ。蔣川の話もあり嬉しい。
2022年12月3日