12『迷途』年終

2023/09/17

=西幻 約100万字以上

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繁体全6巻


1)RPGテイスト。主人公はニモだけど、相方オリバーは正ヒーローという印象。年頃も背丈も同じような青年同士が困難を乗り越え、友情を育み、守り守られ、心情的にも対等でありたいとするところが良い。秘められた力とか出生の秘密とか、鉄板だけどやっぱりわくわくする。

しかし、なにぶん中文で西洋風ファンタジー読んだの初めてなので、固有名詞に大苦戦…


2022年8月8日



2)新メンバーが非常に謎めいている。とりあえずオリバーは氷魔法を使うけど、人としての属性は間違いなく光だなあ。彼の灯火。任務遂行中に出会う、人と人ではない者との様々な愛情に何度も胸が熱くなる。一人ではなく手を携えて。最後の方にやにやする~けどぜひ本編でも求むその親。


2022年9月7日



3)ついにニモ自ら得た確実な証拠。認識に従いますます強くなる。それでも肩を並べ共に歩みたいと望む気持ちや、互いのリスペクトや信頼感がどこまでも揺るぎなくて、話が進む程にまたこれが…極限状態で、綺麗事だけではないと理解した上での選択は心を打つぞネオ・オリバー。苦しんだ後の暖かさは染みる。あの伏線ここで回収するのか~!


2022年10月3日



4)ある意味で信仰の実を結んだような、もう一組の進展もありつつ、ロペス家ひいては謎だらけだった父親の事情が明らかに。預言の剣士やら英雄やら、上の思惑も絡んで否応なく振り回されてる。英雄の意味を今のオリバーなら理解できることに感慨がある。そして予想と違わずこの部隊全員只者ではなかった。


2022年11月6日



5)わお。そんな真相やったんか。それは…難しいな。知った先には本当に絶望しかないのかもしれない。だけど今まで多くの種族の垣根を超えた愛情をこの旅で目にしてきたんだもの、乗り越えられるのだと見せてほしい。約束された未来なんてないと信じて最後まで足掻く。しかしオーロラあなた…めそり。


2024年3月9日



6)完結。最後の魔王と勇者。仲間の協力のもと掴み取った平凡で特別な日々。感情に走りすぎずに綿密な計画を進めてきたけど、本人だと証明するためのあの行為は私心99%くらいない?笑 巴格爾摩魯どんどん可愛く見えてきた。


2024年3月24日

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