124『太子』風弄

2025/12/31

☆☆☆☆ 古風 約31万~50万字

t f B! P L

読了:Web版

宮廷劇。良かった~。兄弟愛、親心、みんな茨の道を進んできた。誰にも自身を理解されない苦しみを抱えるだけでなく、ただ一人渇望する相手の愛を得たくとも下劣な手段しか取れない詠善がとにかく可哀相で。被害者は兄の詠棋なのになあ不思議。その感情のもつれがまた切なくて特別。天真爛漫で皆に愛される双子の弟への嫉妬と、時々本気で憎らしいのに愛おしい複雑な気持ちが自然で更に深みを添えている。身近に比較対象がいるとつらいよね。そして困難のなか一歩ずつ正解を模索してきても全く読めない皇帝の思惑。聖人不仁の言葉が重い。最後まで思慮深く周到で大きい存在だった。

2025年12月31日

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