繁体全4巻/簡体全4冊
1)扉の世界へようこそ。怖いー!でも面白い!普段ホラーは全く嗜まないのだけど、どんどん読み進めてしまう。一寸先は闇の、死と隣り合わせの状況下で推理して時には大胆に行動して、生還できた時の安堵感よ。扉の謎もさることながら、皆は本当に最後まで生き残れるんだろうか?
激しく動揺する新人が現れると、ああ最初の犠牲者かな、とつい思ってしまう。そして慣れたと思っても、ひぇ~やっぱりドキドキするわ…。人気があるのがわかる。たとえ一般文芸の棚に置いても当然好評だと思う。
2025年3月18日
2)扉の難易度が上がるほどに怪物だけでなく人間にも備えないといけなくて本当に険悪。割と落ち着いて読めるようになり、感じる怖さの種類が変化してきた。死んでほしくないなあ…。登場人物に愛着が湧いたということもあるけど、普通に生きてても何があるか分からんと思い起こされたというか。
おふざけする阮南燭に対して猫のしもべ林秋石の返答が明後日の方向に飛んでいくところ、いつもガス抜きできて好き。刷卡(笑) 安眠薬はシンプルに萌える。
2025年3月24日
3)その時は突然やってくる。覚悟していたものも、そうでないものも…無関係だと思っていただけに衝撃が大きい。門を利用した悪意ある行為が許し難い。生死について色々考えさせられる。阮南燭と一榭の姿勢のどちらが正しいとは言えないが、ただ研磨してかないとやはり凶悪な扉の世界で厳しいのではと思う。ずっと自分が護れるものならそうしたいだろうけど。弱った阮南燭はなんか焦った。
ピ…カピカ…(笑)あと勾搭?思ってる意味で合ってるのか分からなくてそわそわしている。
2025年3月29日
4)完結。阮南燭ですら太刀打ちできないなんて、と強大な扉の力を前に読んでて焦る局面が増えてきた。最後は今までの総決算にも見える関門に感情が入り交じる。何が真実で虚構か番外一二で全部ひっくり返されたようでまだ整理がつかないが、大切な人と生死を共にできるのなら他は大した問題ではないのかも。番外三、メリバ…(悲)とは思うけど、とても良かった。この選択しかないだろう。番外四、この二人好きなのでご褒美!番外五、多くはきっと彼女のような普通の人。冊子は不可描述の段。
2025年4月4日
★書き下ろし番外が読みたくて、の簡体字版『万花筒』。楽しかったー!でもこれで本当に読み切ってしまった…さみしい…。ついでに本文確認してたら思っていたより普通にいちゃいちゃしている!あと絵の世界で気になってたところも修正されてた。繁体字版には収録されていない番外は下記の通り。
欢乐群像/二人剧场/双标之人→阮南烛劇場SSS計19本。笑ってしまう。
秋石与猫→林秋石の「猫」との生活。猫なので!オールオッケー!
小王子的玫瑰花→前日譚。いい。棗棗で作品に結末がつくのも余韻があってよかったけど、この一篇で色々すっきりしたし何故かウルウルする。良かった~!
2025年4月14日