繁体上下巻
上)面白い。タイプの違う泣き虫の叔父甥(リバでもいいぞ!)血の繋がりはなくとも全身全霊で守り慈しむ至上の宝。子供の成長は本当に早いと感動したり、でもやっぱりまだ不安定で心配になったりした。義を貴ぶのは素晴らしいよ、一劍のその一本気な性格は魅力だし、あんなによくしてくれる人を、幼い頃の陰影が色濃い莫秋が手離せないのがわかるだけに、最後のあれはひどく傷ついただろうな。行動には納得できる、できるが…彼にだけはしてほしくなかった。でもその選択をしない一劍は一劍じゃないとも思う。
姿を消した父親と小七の係わりが謎。
2024年5月4日
下)完結。凝り固まった恨みが招いた結果。べそべそ…。大切な存在を失ってようやく過ちを知るものの、側にいたい気持ちが空回りでつらい。が、まさかこの悲傷のなかで笑かしてくれるとは思わなかったよ青少年。ドジョウは兎の記憶を引き出して胸をチクリと刺した。取り返しのつく状況でよかった。
わだかまりを無事解消できた本編後の番外…ちょっ、後味!血は争えない。
2024年5月14日
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